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'89NSR250R/'89NSR250R SP(MC18)のカタログ
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年々進化し続けるNSRも3代目となり、NSRの頭脳になるPGMIIは知能化を高めることで「台形パワー」(「台形パワー」の概念は、コーナーからの加速と直線の伸びが常にライバルを圧倒していた'88シーズンのNSR250のパワー特性がフィードバックされ継承。)と呼ばれる最高出力に近いパワーの発生回転数の幅を約1500rpm広げる事を実現し、パワーバンドの回転数を広げる事でよりライダーが扱いやすいエンジンになった89モデルのカタログです。
SPバージョンには88SPでも装備されていたマグネシウムホイールに加え、乾式クラッチやF・Rサスにアジャスターが装備されるなど、レーサーとしてのポテンシャルは確実に向上していました。
フレーム等は、88モデルとほぼ共通でスイングアームの剛性が高められキャスター角は24度から23度15分へ、タイヤもワンサイズアップされました。整備性もセンターカウルを導入する事等で高め、よりきめの細かなコントロールを行うコンピュータ化など・・・このモデル以降のNSR250Rのコンセプトをハッキリとさせました。
89NSRでは、各ユニットの徹底的な知能化によってフレキシビリティーとリニヤティーをもたらし、それに見合うフレームやサスペンションの剛性を持ちあわせて、熟成を進めました。またサーキットでのTT-F3のベースモデル・SPクラス参戦モデルとして常にトップレベルのマシンとしての確かな実績を築きあげました。
このモデル以降、市街地・サーキットを問わずにライダーに扱い易く、そして速いマシンとして開発が進められていきました。
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